第10回 話す会 を開催しました

イベント
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1月12日(金)、1階イベントコーナーにおいて、患者さんからの質問に当院医師等が直接お答えする「話す会」を開催しました。
第10回目の今回は、「前立腺の病気、症状、診断からダヴィンチ手術まで」をテーマに、出口隆教授が話し、およそ50名の方に参加いただきました。

まず、前立腺の役割や病気の種類について説明しました。前立腺の病気の中でも、特に前立腺肥大症については、加齢によって起こるものであるので、すべての男性について当てはまるものであると話しました。
次に、前立腺がんについて詳しく説明しました。前立腺がんは、男性のがん罹患率トップであり、その理由として、高齢者のがんであること、食生活が西洋化したこと、検査法が進歩したことをあげました。
また、当院では昨年より、最新の手術支援ロボットであるダヴィンチを導入しており、ダヴィンチを使った根治治療を行っていることも話しました。
最後に、参加者の方から、ダヴィンチ手術を行うことのできる年齢の限度について質問があり、一般的に平均余命が10年である75歳を一つの基準としているが、患者さんの状態によってケースバイケースであると説明しました。

第10回にわたり開催してきた話す会も今回で最終回となります。次なる企画にご期待ください。

【過去の「話す会」のテーマ】
第1回 「最後の砦としての大学病院」(病院長 小倉真治)
第2回 「麻酔科医の仕事~術前の準備・手術中の麻酔と痛みの緩和の話~」(副病院長 飯田宏樹)
第3回 「冬場の感染症~手洗いは命を救う~」(副病院長 村上啓雄)
第4回 「消化器がん~予防・診断・治療~」(副病院長 清水雅仁)
第5回 「肩こり・腰痛と関節痛」(副病院長 秋山治彦)
第6回 「看護師に関するあれやこれや」(副病院長 廣瀬泰子)
第7回 「糖尿病と生活習慣」(糖尿病代謝内科教授 武田純)
第8回 「総合内科医の役割」(総合内科教授 森田浩之)
第9回 「病院薬剤師のお仕事」(薬剤部長 伊藤善規)