令和6年能登半島地震にかかる当院の医療支援について(2024.2.28更新)

お知らせ
令和6年能登半島地震にかかりまして、岐阜大学医学部附属病院では以下のような医療支援を行っております。
被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈りいたします。

■DMAT (災害派遣医療チーム)の派遣状況
(1) 令和6年1月2日(火)~1月5日(金)
 医師2名、看護師2名、業務調整員1名(薬剤師)
 公立能登総合病院、市立輪島病院等にて活動

(2) 令和6年1月5日(金)~1月7日(日)
 医師2名、看護師2名、業務調整員1名(薬剤師)
 市立輪島病院等にて活動

(3) 令和6年1月8日(月)~1月11日(木)
 医師1名、看護師1名、業務調整員1名(事務)
 石川県立中央病院等にて活動

(4) 令和6年1月17日(水)~1月20日(土)
 医師1名、看護師2名、業務調整員1名(臨床工学技士)
 市立輪島病院等にて活動

(5) 令和6年2月1日(木)~2月4日(日)
 医師1名、看護師2名、業務調整員1名(薬剤師)
 市立輪島病院等にて活動


■災害支援ナースの派遣状況
(1)令和6年1月14日(日)~1月19日(金) 看護師1名

(2)令和6年1月30日(水)~2月2日(金)  看護師3名

(3)令和6年2月20日(火)~2月23日(金) 看護師1名

(4)令和6年2月26日(月)~2月29日(木) 看護師1名


■DICT(災害時感染制御支援チーム)の派遣状況
(1)令和6年1月25日(木)~1月27日(土) 医師1名


■JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)の派遣状況
(1)令和6年1月23日(火)~1月27日(土)
  理学療法士2名、作業療法士1名


■岐阜県薬剤師会より派遣依頼
(1)令和6年2月1日(木)~2月5日(月) 薬剤師1名

(2)令和6年2月7日(水)~2月11日(日) 薬剤師1名

(3)令和6年2月10日(土)~2月14日(水) 薬剤師1名

(4)令和6年2月16日(金)~2月20日(火) 薬剤師1名

(5)令和6年2月19日(月)~2月23日(金) 薬剤師1名


■ドクターヘリの派遣状況
 中部地方におけるドクターヘリ支援に参画(2月15日を以て終了) 


能登半島地震被災地より当院DMATの第1次隊が帰院しました(2024.1.5)

お知らせ
1月1日(月)に発生した能登半島地震の被災地より、岐阜大学医学部附属病院DMAT(災害派遣医療チーム)の第1次隊が5日(金)夜に帰院しました。
同チームは、医師2名、看護師2名、業務調整員(薬剤師)1名で構成され、派遣要請を受けて2日(火)に出発し、公立能登総合病院、市立輪島病院等で医療活動を行ってきました。
今回、5日早朝に出発したDMAT第2次隊が現地到着したことに伴い、引継ぎを終えて1次隊が帰院したものです。

【DMAT隊員からのコメント】
吉田(隆)医師
「先陣として、安全を担保しながら災害支援を行うことがいかに難しいことか、改めて感じました。 被災された方々に寄り添うことは重要ですが、目前のことだけに捉われない、攻めの活動方針が、 時には重要であると学びました。母校の後輩が必死に頑張っている姿には、感動させられました。」

福田(哲)医師
「被災地域に向かうことの危険性を感じずにはいられない派遣でした。また病院機能を地域に寄り添いながら維持することの大変さを痛感いたしました。」

白木看護師
「身の危険を感じる活動でした。災害看護の遂行の難しさを痛感いたしました。」

山岸看護師
「近隣組織との普段からの交流が、人や物がない中での協働活動を支えていると、改めて感じる派遣でした。 また、迅速かつ十分な活動の難しさを認識させられた4日間でした。」

鈴木業務調整員(薬剤師)
「被災者でありながら、病院機能を維持するために必死に仕事されている職員の方々をおいて、短期支援で戻ることに複雑な思いでした。 また、被災者自らが復興をはじめている姿を目にして被災地域で生きることの厳しさを感じました。」


活動を終えたチーム員へは、病院長から労いの言葉が述べられました。
岐阜大学医学部附属病院では、今後も引き続き支援を行っていく予定です。


DMAT(ディーマット...Disaster Medical Assistance Team)とは、医師、看護師、業務調整員で構成され、大規模災害や多数傷病者が発生した事故などの現場で活動するための専門的な訓練を受けた医療チームです。
2日昼、DMAT第1次隊が出発
2日昼、DMAT第1次隊が出発
5日朝、DMAT第2次隊が出発
5日朝、DMAT第2次隊が出発
5日夜、DMAT第1次隊が帰院
5日夜、DMAT第1次隊が帰院