糖尿病代謝内科

武田 純
科長
武田 純

食事で摂取された栄養素はいろいろな形に代謝され、作られたエネルギーによってからだのはたらきは正常に保たれています。糖尿病代謝内科は、これらの代謝のはたらきが障害されて生じる「生活習慣病」を扱う診療科です。この領域には、糖尿病、肥満、高脂血症、動脈硬化などが含まれます。特に糖尿病は、様々な血管障害の合併症によって生活質が大きく損なわれる病気ですが、病気がある程度進むまでは気付かないことが多いことが問題です。健康診断で異常が見つかったら、たとえ症状が無くてもすぐに受診することが大切です。

主な疾患・診療内容

糖尿病

40歳以上の3人に1人が糖尿病あるいは予備軍であり、大きな社会問題となっています。膵臓から分泌されるインスリンの作用不足によって高血糖が持続すると、からだのはたらきは正常に保てなくなります。急激な血糖上昇の場合は昏睡などの意識障害を生じ、直ぐに輸液とインスリン治療を行わないと死に至ることがあります。一方、慢性的な高血糖の持続は、病気に特徴的である細い血管障害の合併症(網膜症、腎症、神経症)を生じます。失明、血液透析、足の壊疽を生じる原因の第一位は糖尿病です。腎不全や感染症では死に至ることもあります。太い血管障害も重篤であり、次項のように動脈硬化による脳心血管障害が生じます。当診療科では、日本糖尿病学会が認定した専門資格を持ったスタッフ(専門医、療養指導師)による生活指導(食事療法と運動療法)と薬物による治療を行っています。発症初期で軽症であっても、また予備軍の状態であっても虚血性心疾患の発症リスクが高いことが既に明らかにされているので、早期からの予防が大事です。 特に遺伝性が強い若年糖尿病については遺伝子診断も行っています。

糖尿病

40歳以上の3人に1人が糖尿病あるいは予備軍であり、大きな社会問題となっています。膵臓から分泌されるインスリンの作用不足によって高血糖が持続すると、からだのはたらきは正常に保てなくなります。急激な血糖上昇の場合は昏睡などの意識障害を生じ、直ぐに輸液とインスリン治療を行わないと死に至ることがあります。一方、慢性的な高血糖の持続は、病気に特徴的である細い血管障害の合併症(網膜症、腎症、神経症)を生じます。失明、血液透析、足の壊疽を生じる原因の第一位は糖尿病です。腎不全や感染症では死に至ることもあります。太い血管障害も重篤であり、次項のように動脈硬化による脳心血管障害が生じます。当診療科では、日本糖尿病学会が認定した専門資格を持ったスタッフ(専門医、療養指導師)による生活指導(食事療法と運動療法)と薬物による治療を行っています。発症初期で軽症であっても、また予備軍の状態であっても虚血性心疾患の発症リスクが高いことが既に明らかにされているので、早期からの予防が大事です。 特に遺伝性が強い若年糖尿病については遺伝子診断も行っています。

肥満、動脈硬化、高脂血症

糖尿病患者の死因の第一位は、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化による太い血管障害による病気です。動脈硬化による下肢の動脈閉塞は歩行障害をきたします。体重、血圧、血中の脂質の異常はこれらの危険性を高めることが知られています。糖尿病と同じく肥満人口も急増しており、特に内臓脂肪の過剰な蓄積は脳梗塞や心筋梗塞と関連するので良くないとされます。すなわち、上半身肥満(内臓脂肪の蓄積)は、個々の診断値は深刻でなくても中性脂肪、コレステロール、血圧、血糖の異常値と一緒になると強い危険因子となるので、メタボリックシンドロームとして積極的な治療の対象となります。当科では、心臓などに症状がまだ無い糖尿病の患者さんについて、動脈硬化を目で見えるかたちで定量的に画像診断し、病気の進行予防のために適切な栄養指導と薬物治療を行っています。

肥満、動脈硬化、高脂血症

糖尿病患者の死因の第一位は、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化による太い血管障害による病気です。動脈硬化による下肢の動脈閉塞は歩行障害をきたします。体重、血圧、血中の脂質の異常はこれらの危険性を高めることが知られています。糖尿病と同じく肥満人口も急増しており、特に内臓脂肪の過剰な蓄積は脳梗塞や心筋梗塞と関連するので良くないとされます。すなわち、上半身肥満(内臓脂肪の蓄積)は、個々の診断値は深刻でなくても中性脂肪、コレステロール、血圧、血糖の異常値と一緒になると強い危険因子となるので、メタボリックシンドロームとして積極的な治療の対象となります。当科では、心臓などに症状がまだ無い糖尿病の患者さんについて、動脈硬化を目で見えるかたちで定量的に画像診断し、病気の進行予防のために適切な栄養指導と薬物治療を行っています。