
今、目の前の患者さんに、最適な医療を届けるために。
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私は薬学部を卒業後、製薬会社で新薬の研究開発に携わっていましたが、「患者さんと直接向き合う仕事がしたい」と思い、医師を志しました。学士編入で島根大学に進学し、医師免許取得後も島根で呼吸器内科医·腫瘍内科医として経験を積んできました。
研究では、高齢がん患者さんへのトータルケア向上をライフワークとし、特に肺がん患者の血栓塞栓症リスクや高齢者診療体制の整備に取り組んでいます。岐阜大学でも、高齢者がん診療モデルを築き、全国へ発信していきたいと考えています。教育面では、呼吸器疾患やがん診療に加え、老年医学の視点も取り入れ、これからの医師に必要な力を育みたいと考えています。
肺がん診療は現在、遺伝子変異や個々の状態に応じた「個別化治療」が進んでいます。岐阜は地域医療の基盤が整っており、今後さらに地域連携を深め、呼吸器診療全体の底上げを図ることも大切な使命だと考えています。
患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、地域に根差した診療を通じて、最適な医療を届けていけるよう、これからも真摯に取り組んでまいります。

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担当
悪性腫瘍(肺がん、胸膜中皮腫など)、呼吸器疾患一般
専門医等
日本内科学会 総合内科専門医/日本呼吸器学会 呼吸器専門医·指導医·代議員/日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医·指導医·協議員/日本肺癌学会 評議員/日本老年医学会 老年科専門医·指導医


教えてくれた人・・・
呼吸器内科 科長
呼吸器内科 科長