患者、家族並びに地域住民に対する情報提供、講習及び啓発活動に取り組みます。
アレルギーセンターでは市民公開講座を定期的に行っています。
その他にアレルギーの患者さん向けの情報よくある質問を掲載しています。

市民公開講座のご案内

講演1アトピー性皮膚炎治療の最前線

講演2こどもの食物アレルギーアップデート

開催日時
令和3年9月23日(木・祝) 14:00~16:00
開催場所
Zoom Webinar によるオンライン開催
参加費
無料
対象者
患者さんやご家族、アレルギーに関心のある方

主なアレルギー疾患

気管支ぜん息

気管支ぜん息

発作性に気道が狭くなって、咳やゼーゼーヒューヒューというような呼吸の音、呼吸困難を繰り返す病気ですが、その背景には気道の慢性の炎症があります。適切なコントロールがなされないと、場合によっては命に関わることもあります。必要な方には、慢性の炎症をおさえていくための日常管理を適切に行います。重い方にはさらに気道の炎症に関わる特定の物質をおさえる生物学的製剤なども使われはじめています。
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴った湿疹があって、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。 皮膚の"バリア機能"(外からのさまざまな刺激、乾燥などから体の内を保護する機能)が低下していることが原因と考えられています。炎症を適切におさえていくような軟膏の治療、スキンケア、環境整備が主体ですが、皮膚の炎症に関わる特定の物質をおさえる生物学的製剤なども使われはじめています。
アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

発作性で反復性のくしゃみ、鼻水(水様性)、鼻詰まりを3主徴とする、鼻粘膜のアレルギーの疾患です。ダニやペットの毛などによる通年性のものと、花粉などによる季節性のものがあります。飲み薬による治療や点鼻薬による治療、重症例には手術による治療などを行います。スギとダニによるものは舌下免疫療法が行われるようになっています。
アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎

抗原により引き起こされる自覚症状・他覚所見を伴うアレルギー反応による結膜の炎症がアレルギー性結膜疾患です。特に結膜の粘膜の増殖が見られるものを春季カタルと呼びます。点眼薬、眼軟膏、内服薬などが用いられますが重い場合には外科的な治療を行うこともあります。
花粉症

花粉症

アレルギー性鼻炎や結膜炎のうち、花粉によって起こるものを花粉症と呼んでいます。点鼻・点眼薬や内服薬による治療の他に重症花粉症に対する注射の薬なども使われるようになっています。
食物アレルギー

食物アレルギー

食べ物によって生体にとって不利益な症状がおこるもののうち、特定の食べ物に対する免疫反応が関わって起こる病気です。特にアナフィラキシーショックのような命に関わるような強い症状が起こることもあります。「正しい診断に基づいた必要最小限の除去」を目指して、適切な診断と管理が必要です。また、除去が必要な場合には、適切な栄養指導などが必要です。

よくある質問

回答

子どもの食物アレルギーは成人に比べ自然によくなる可能性の高い病気ですので、主治医の先生と相談のうえ、自然軽快を待つのも一つの方法です。病状によりますが、量を制限すれば原因となる食品を安全に食べられることがあり、そのような場合は症状が出現しない程度の量を自宅で積極的に摂取していくことが、アレルギーが改善していく可能性を高めます。主治医の先生とよく話し合って、安全に摂取できる量を設定し自宅で無理せず摂取を続けられると良いと考えます。また、アトピー性皮膚炎のあるお子さんであれば、アトピー性皮膚炎をしっかりコントロールすると検査値が下がってくるという事もよく経験されます。

小児科 川本典生

回答

患者さんの年齢、原因食物により、改善がどの程度期待できるかは大きく異なります。年齢が小さいほど改善しやすく、また鶏卵・小麦・牛乳・大豆は比較的改善しやすいですが、一方ピーナッツや甲殻類に関しては中々改善しないという傾向があります。

小児科 川本典生

回答

食物アレルギーでは、全身に様々な症状が起こります。じんましん・皮膚が赤くなる等の皮膚症状、目や口などの粘膜が腫れる等の粘膜症状、咳・息をするときにヒューヒューなどの音がする・喉が締め付けられる感じがする等の呼吸器症状、嘔吐・下痢などの消化器症状、不機嫌になる・元気がなくなる等の神経症状、血圧が下がる等の循環器症状があります。複数の臓器にわたる症状が急激に出現する場合をアナフィラキシーといい、速やかに治療をしないと生命にかかわることがあり、注意が必要です。

小児科 川本典生