呼吸器内科呼吸器内科

成人の呼吸器疾患全般の診療を行います。

気管支喘息

①当院の呼吸器内科は成人の気管支喘息患者さんの診断、治療を行っています。診療の特徴は正確な診断のために生活環境や内服薬の確認を行い、各種疾患の鑑別のためにレントゲンなどの画像検査、血液検査として吸入アレルギー抗原検査、ピークフローや呼吸機能検査という自分自身でどのくらい息を吐く力があるかどうかの検査、NO(エヌオー)という呼気中の一酸化窒素の測定も行っています。

②治療は喘息の診断がつけば、まずは吸入薬(吸入ステロイドや気管支拡張薬)およびアレルギー体質の方には抗アレルギー薬の治療を行います。大学病院は重症患者さんも多いため、通常の治療を行っても症状が取れない患者さんや生活に支障がある患者さんへは新しい、少し高価ですが生物学的製剤と言われる注射薬も積極的に治療に取り入れています。

持続する咳

①咳が3週間以上続く場合は遷延性咳嗽と言われます。原因は様々ですが、多いのは咳喘息、アトピー咳嗽、COPD、副鼻腔気管支症候群、逆流性食道炎などがあります。

②咳で困っている患者さんは多くみえますが、原因は多岐に渡るため画像診断として胸部レントゲン、CT検査や喘息と同様にアレルゲンの検索や時には診断的治療として気管支拡張薬の吸入を行う場合もあります。診断治療には少し時間を要することもありますのでご理解いただき、必要な検査、治療を受けていただければと思います。

総合内科総合内科

成人のアレルギーの全般を診療しています。必要に応じて適切な専門科にご紹介します。

アレルギー鼻炎
近年増加しているアレルギー性鼻炎の一般的な治療を行います。抗ヒスタミン薬などの内服、鼻噴霧用ステロイド薬などに加えて、スギやダニの舌下免疫療法についても積極的に導入しています。
食物アレルギー
食物経口負荷試験を行って診断を確定させたり、安全に摂取できる量を判断したり、採血で対応できない食品に対してのプリックテストも行います。
ハチアレルギー
ハチ毒はアナフィラキシー反応を起こすことがあり、既往があれば必要に応じてエピペン(アドレナリン自己注射薬)を処方しております。
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
気管支喘息あるいはアレルギー性鼻炎、末梢血好酸球増多、全身性の血管炎を起こす疾患で、ステロイドなどの免疫抑制剤で治療を行います。
血管性浮腫
まぶたや唇などが腫れる病気で、しばしば蕁麻疹を伴います。血管性浮腫の原因に応じた治療を行います。

眼科眼科

眼のアレルギー疾患全般に対応しています。

アレルギー性結膜炎
抗アレルギー点眼薬、副腎皮質ステロイド点眼薬による治療を行います。
春季カタル
抗アレルギー点眼薬、免疫抑制点眼薬、副腎皮質ステロイド点眼薬による治療を行います。点眼治療に抵抗する場合は外科的に乳頭を切除します。
アトピー性角結膜炎
抗アレルギー点眼薬、副腎皮質ステロイド点眼薬による治療を行います。
巨大乳頭結膜炎
コンタクトレンズ、義眼等の刺激により起こる結膜炎です。原因除去と抗アレルギー点眼薬による治療を行います。

耳鼻咽喉科耳鼻咽喉科

耳鼻咽頭喉頭のアレルギー疾患全般について治療を行なっています。大学病院の耳鼻咽喉科として、特に重症のアレルギー性鼻炎や指定難病でもある好酸球性副鼻腔炎・好酸球性中耳炎に対する手術治療や薬物療法にも力を入れています。

アレルギー性鼻炎
ハウスダスト・ダニに対する通年性アレルギー性鼻炎、スギやヒノキ花粉を代表とする季節性アレルギー性鼻炎の治療を行います。
通常の薬物療法で効果が不十分な症例に対しては、鼻閉を改善する目的で行う鼻中隔矯正術・粘膜下鼻甲介骨切除術や鼻漏を改善する目的で行う後鼻神経切断術などの手術療法を行うことができます。また、舌下免疫療法や重症季節性アレルギー性鼻炎に対する新薬であるIgE抗体薬を用いた治療にも対応しています。
好酸球性副鼻腔炎(鼻茸を伴う副鼻腔炎)
厚生労働省の指定難病となっている「好酸球性副鼻腔炎」は、重症の気管支喘息を合併することが多く、副鼻腔炎の治療をしっかり行うことが喘息の発作軽減にも寄与します。通常のアレルギーに対する治療には抵抗性です。ステロイド内服が効果なことがありますが、副作用が多い薬ですので長期治療には適しません。そのため中等症以上の場合は手術治療が基本です。当科ではESS:鼻内内視鏡下副鼻腔手術(ESS)を行なっています。再発しやすい疾患のため術後の再発予防のための鼻うがいや薬物療法が大切です。術後に再発するような重症例に対しては、生物学的製剤による治療が効果的です。
好酸球性中耳炎
好酸球性中耳炎とは、中耳粘膜に好酸球が浸潤して慢性炎症化し、粘稠なニカワ状の滲出液がたまる中耳炎です。
一般的なアレルギー治療に抵抗性で、高率で鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎や、気管支喘息が合併します。進行すると約半数で内耳障害による感音難聴を来し、1割が高度難聴に進行するといわれており、厳重な治療管理が必要な疾患です。軽症例にはヘパリンや局所ステロイドの点耳薬を使用しますが進行性難聴を来すような重症例にはステロイド内服薬の使用などを行います。高度感音難聴症例には人工内耳挿入術を検討します。
喉頭アレルギー
乾性咳嗽(痰を伴わない咳)が続いているが、喘息などの下気道疾患が認められない場合は喉頭アレルギーがあるかもしれません。耳鼻咽喉科で喉頭内視鏡検査を受けることが必要です。花粉症と関連していることもあります。治療は抗ヒスタミン薬を使用します。

皮膚科皮膚科

皮膚症状を伴うアレルギー疾患、例えば、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、薬疹、接触皮膚炎などの診療をしています。

蕁麻疹
蕁麻疹の原因は食物、薬剤などに対するアレルギーで生じるものと、疲労や温熱刺激、日光などのアレルギー以外の原因で生じるものがあります。また原因が特定できない場合も多くあります。まずは詳細な問診を行い、蕁麻疹がどのタイプなのか推測して必要な場合はアレルギー検査を行います。治療は内服治療が一般的ですが、特発性慢性蕁麻疹(原因不明の難治性蕁麻疹)には生物学的製剤と呼ばれる新しい注射薬の治療も行っています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎に対して内服・外用療法、スキンケアを行いながら、悪化原因の検索、ストレス対策、生活指導を行っています。
15歳以上の患者さんには生物学的製剤という注射薬の導入も積極的に行っています。アトピー外来を水曜午後に設けており、治療と教育を兼ねて1~2週間のアトピー教育入院も行っています。
薬疹
投与された薬剤そのもの、もしくはその代謝産物によって皮疹を生じるものを薬疹といいます。
原因薬剤を同定するためにDLST(薬剤リンパ球刺激試験)やパッチテストを行っています。プリックテスト、皮内テスト、内服チャレンジテストは入院して行っています。薬疹のタイプによってどの検査を行うか判断します。重症の薬疹は入院の上、治療を行います。
接触皮膚炎
いわゆる"かぶれ"で、原因物質は植物、金属や化粧品など多彩です。パッチテストで原因物質の特定を行っています。
治療はステロイド外用を中心に行っています。

小児科小児科

こどものアレルギー疾患全般に対応しています。原則として中学校卒業までのお子さんを対象としています。

気管支喘息
気管支喘息の急性増悪に対する治療(入院治療を含む)から、日常管理までを対応します。吸入の指導などにも対応します。
呼吸機能検査や呼気NO検査などを含めて対応が可能です。必要に応じて気道過敏性検査も実施出来ます。生物学的製剤の導入なども行っています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の治療を行います。
軟膏塗布の指導などを行います。比較的重い例では1〜2週間のアトピー性皮膚炎の教育入院を行います。
食物アレルギー
正しい診断に基づいた必要最低限の除去を目標に食物アレルギーの診断及び治療を行っています。食物経口負荷試験を行って診断を確定させたり、安全に摂取できる量を判断したりしています。
採血で対応できない食品に対してのプリックテスト(prick to prickテストを含む)に対応しています。原因不明例や珍しいアレルギーについては、実験室での研究的な診断も必要に応じて対応しています。
アレルギー性鼻炎・結膜炎(花粉症を含む)
アレルギー性鼻炎・結膜炎の一般的な治療を行っています。重症花粉症に対する生物学的製剤の治療も行っています。
近医耳鼻科・小児科で対応できない場合などに舌下免疫療法についても積極的に導入しています。
蕁麻疹
慢性蕁麻疹に対する生物学的製剤の導入が必要であれば対応致します。
薬物アレルギー
DLSTなどを実施しています。必要に応じて入院による薬物負荷試験に対応します。