irAEとは免疫関連副作用（immune-related Adverse Events）のことで、免疫チェックポイント阻害薬の投与により引き起こされる副作用の総称です。免疫チェックポイント阻害薬によるirAEでは、皮膚、消化器系、内分泌系、神経系など、全身のあらゆる臓器に炎症性の免疫反応が発現することが報告されています。
irAEサポート部門では、irAEを早期に発見し、適切な対応・治療が実施できるように、治療開始時や治療中の必要な検査の実施や、irAEが発現した際の各疾患の専門医との連携体制や治療方法の整備を行い、患者さんが安心して免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けられるように、がん種横断的にirAEに対する体制整備を行っています。