頭頸部がん・甲状腺がんセンター

Head, Neck and Thyroid Cancer Center

頭頸部がん・甲状腺がんセンター

Head, Neck and Thyroid Cancer Center

頭頸部がん・甲状腺がんセンターは、甲状腺を含めた頭頸部がんの治療に特化しています。頭頸部がんとは鎖骨から上で脳と眼球以外に生じるがんの総称で、発生頻度は全がん腫の中で7番目、甲状腺も含めると3番目に多いです。しかしその種類は非常に多く、がん種毎に悪性度や予後、治療法が異なリますので、患者さんやご家族と十分に話し合いながら治療を進めます。また、頭頸部がん治療においては嚥下、音声、気道などの重要な機能をいかに残すか、さらに顔面という部位の特殊性から審美面の配慮も重要であり、多診療科・多職種で診療する必要があります。
当センターでは、多くの診療科を交えたキャンサーボードミーティングで全ての頭頸部がん症例の治療方針を協議し、それぞれの患者さんに適した治療を提案します。

特徴・特色

当センターでは、県内でも数少ない日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医が複数在籍しています。専門医が中心となり、全国でも有数の治療実績と多くの治療選択肢を提供します。
当センターで数多く取り組む治療は、頭頸部がん再建手術で、他施設では手術不能とされるような症例や再発症例も積極的に手術を行なっています。特に頭蓋底手術と呼ばれる比較的に難易度の高い手術は非常に多くの手術実績があり、近年では岐阜県外からも多くの患者さんを紹介いただいております。また、近年発展したロボット手術や光免疫療法(アルミノックス)も実施可能です。
甲状腺がん治療については、がんだけでなく良性腫瘍も含め、全ての症例を甲状腺内科や放射線治療科とカンファレンスで協議し診療にあたっています。当センターはVANS法と呼ばれる甲状腺内視鏡手術を得意としており、より傷あとの目立たない手術を多く行なっています。