老年・希少・難治がんセンター

GERIATRIC, RARE AND REFRACTORY CANCER CENTER

老年・希少・難治がんセンター

GERIATRIC, RARE AND REFRACTORY CANCER CENTER

老年・希少・難治がんセンターは、発生頻度の低い希少がんや、治療方針の決定に配慮が必要となる高齢のがん患者さんに対し、それぞれの背景に応じた適切な治療の提供を目指しています。
希少がんに対しては、正確かつ先端の情報を提供するとともに、必要に応じて専門施設との連携が可能な体制を整えています。また、高齢のがん患者さんに対しては、治療のやり過ぎや控え過ぎを防ぐため、身体機能や生活状況などを総合的に評価したうえで、適切な治療方針を提案することを心がけています。

特徴・特色

「希少がん」は、発生頻度が低いため、患者さんがご自身の病気について正しい情報を得ることが難しいケースがあります。また、治療方針に関しても明確なガイドラインが存在しない疾患が多いことが特徴です。当センターでは、診療チームが連携して患者さんを支え、適切な治療を届けるとともに、信頼できる情報をわかりやすくお届けするよう努めています。
また、日本ではがんと診断される方の平均年齢は70歳を超えており、がんは高齢者の病気とも言えます。高齢のがん患者さんにおいては治療の選択や意思決定にあたって、身体的・精神的・社会的な側面を多面的に評価する「高齢者機能評価(GA)」の重要性が高まっています。当センターでは、このGAの結果に基づき、適切な支持療法の提供や多職種による介入を行うことで、高齢の患者さんが安心して、安全かつ有効性の高い治療を受けられる体制を整備しています。