AYA世代・妊孕性温存部門
aya generation and fertility preservation section
AYA世代・妊孕性温存部門
aya generation and fertility preservation section
A世代(思春期)、YA世代(若年成人期)とがんの特徴(※1)
思春期(Adolescent)、A世代は中学校、高校など就学期にあたります。体格は大人並みに大きく成長しますが、まだ精神的には、発達段階であり自立に向けて準備している段階です。当然、就労していないため、経済的自立はもちろんのこと、未成年であり、意思決定についても親に委ねられています。性的にも発達途上です。この時期に発生するがんは小児がんの種類が多く、小児科医が担当しています。入院治療中の学習のことや、学校の友人関係が途絶えること、脱毛などのアピアランス(外見)の問題など、多くの悩みを抱えます。
若年成人(Young Adult)、YA世代は大学生、または就労期となり、20代、30代は結婚、出産、家族形成など人生の様々なターニングポイントを迎える時期です。精神的・経済的に自立過程であり、意思決定は本人となります。しかし、がんを発症した場合は、休職を余儀なくされるでしょうし、やはり家族や職場など周囲の人から様々なサポートが必要となります。また家庭を築く時期であり、妊孕性についても非常に問題となります。成人に多いがん腫を発症することが多く、部位は乳房、子宮、脳・脊髄、造血器、卵巣などで、診療科は産婦人科、乳腺外科、血液内科、脳神経外科、消化器内科など様々です。身体的問題、精神心理的問題、社会的問題などに対応するサポートのリソースが充足していない現状があります。

がん・生殖医療
詳しくは、がん・生殖医療外来のページをご参照ください。
AYA week 2025 GIFU
AYA week とは?
日本全国で「つながる」「楽しむ」「学ぶ」1週間です。
~ 一緒に知ろう 共に語ろう AYA世代のがんのこと ~
がんと向き合っていくことに世代は関係ありませんが、大人に比べてAYA世代の方への「がん」サポートがまだまだ整っていない現状があります。学校、働き方、将来の暮らし方、恋愛や結婚、妊娠など選択肢がたくさんある世代だからこそ、いろんなサポートが必要です。
私たちは、若者世代のがんの今を発信することで、あなたやあなたの大切な人の今と未来の選択肢につなげたいと考えています。
医師や看護師などの医療従事者だけではなく、患者さんや支援の団体、企業、学生さんやクリエイター、ITのプロや学校の先生も。
職業も、年齢も、性別も、関係なく全国のサポーター達(=AYAメイト)が、がんの正しい理解や若いあなたの未来を願い、いろんな企画を通じて、AYA世代とがんの今を発信していきます。