お知らせ

第56回 日本消化器がん検診学会総会に参加してきました!!

2017年6月23日から、つくば国際会議場で開催された第56回 日本消化器がん検診学会総会に参加してきました。大会長の石川勉先生は岐阜大学放射線科の同門でもあり、過去の同門会では理路整然としながら人間味あふれるご講演をして頂きました。今回の会長講演でも消化器がん検診の幅広い知見をエビデンスや時勢を交えて示されるとともに、情熱を持って検診を行っていく必要性を述べられていらっしゃいました。岐阜赤十字病院の後藤裕夫先生も座長としてセッションを切り盛りされており、同門の先生方の大きな背中を眺めながらの参加となりました。

私の発表したセッションは大腸CTをエビデンスで考えるテーマで行われ、エビデンス以外厳禁的な縛りがある異様な緊張感に包まれていましたが、結果としては大腸CTの在り方を考えさせられる深くディスカッションが交わされました。エビデンスと聞くと血の通わない印象を受けますが、エビデンスを踏まえながら真摯に論じる先生方の情熱は素晴らしく、近年参加した学会の中でも最も熱い会であったと感じました。

別のセッションでは学びの中の楽しさをテーマとした大腸CTの講演もあり、日本の大腸CTを牽引する先生方からモチベーション高く検査に取り組むきっかけとなるような実際に即した、興味深い講演を拝聴することができました。

今進んでいる道が正しいのか、漠然とした疑問を持つこともあるのですが、発表、講演する先生方の情熱を見るに、心配は杞憂なのかもしれないと思い直しました。 

(文責 富松Dr)

2017年.jpg