検査室紹介
Laboratory

形態検査部門
形態検査部門では、尿定性・沈渣検査、血球計算・血液像検査、骨髄検査、髄液検査、穿刺液検査など、さまざまな検体の検査を行っています。
外来採尿については提出窓口に尿量を計量できる装置を設置しており、尿量が不足している場合は採血室でも確認できる体制をとっており、採り直し依頼の連携を行っています。
一般検査
実施している主な検査を紹介いたします。

尿定性・沈渣検査
尿検査は非侵襲的に検体を採取することができ、スクリーニングとして有用な検査です。
尿定性検査は、尿中の糖や蛋白、尿pH、比重などを調べます。尿沈渣検査は、尿中の赤血球や白血球、結晶などの有形成分を調べる検査です。
どちらも自動分析装置で測定され、必要に応じて人の手による確認試験および顕微鏡による目視検査を実施しています。

髄液検査
髄液の性状や顕微鏡による細胞数算定および細胞分類を実施しています。
髄膜炎など中枢神経の病態を把握することができます。
穿刺液検査
胸水・腹水・関節液などの性状や顕微鏡による細胞数算定および細胞分類を実施しています。さらに関節液においては結晶の有無も確認しています。
血液検査
血球計算、末梢血液像検査、フローサイトメトリー検査、赤血球沈降速度及び骨髄検査を実施しています。
血球計算は採血室から搬送で繋がっており、検査室到着から約10分以内で結果報告を行っています。
また、顕微鏡では血液像・骨髄像の血球分類検査も実施しています。
実施している主な検査を紹介いたします。

血球計算・末梢血液像検査
赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度、白血球分類等を自動分析装置で測定しています。
また、血液像目視が必要な検体に関しては、顕微鏡(人または血液像自動分析装置)にて確認をしています。
白血病細胞やリンパ腫細胞が出現することもあり、診断の一助になります。


血液像目視(技師)

血液像目視(血液像自動分析装置)
骨髄検査
骨の中にある「骨髄」という組織から採取された骨髄液にて検査します。
血液疾患の診断や治療の効果判定、悪性リンパ腫などの浸潤判定などの目的で行われます。必要に応じて特殊染色を施行しています。

フローサイトメトリー
蛍光色素をつけた細胞にレーザーを当て、細胞からでる光の強さを解析することでリンパ球を細かく分類することができます。