病院長あいさつ
     岐阜大学医学部附属病院のホームページをご覧いただき、誠に有り難うございます。2022年(令和4年)4月より病院長職を拝命いたしましたので、ご挨拶させていただきます。

     岐阜大学医学部附属病院は、1875年(明治8年)岐阜県公立病院として始まり150年近くの歴史がございます。2004年(平成16年)には岐阜市司町から柳戸に移転し、現在に至っております。地域の中核病院として、地域の皆様のご理解とご支援に支えられ地域に開かれた病院として、質の高い医療を安全に提供することを心がけております。
 
 岐阜大学医学部附属病院の基本方針は、①患者中心のチーム医療を提供します。②人間性豊かな医療人を育成します。③先進医療の研究・開発・提供を実践します。④地域との医療連携を強化します。の4つです。 大学病院では職員が一丸となって万全の体制で最先端の高い水準の医療を提供すべく、日々研鑽を積みながら従事しております。
 岐阜大学医学部附属病院では、一般の診療科に加えまして、各診療科合同で様々な病気に対しての治療体制を構築しています。高次救命治療センター、がんセンター、ゲノム疾患・遺伝子診療センター、成育医療センター、肝疾患診療支援センター、呼吸器センター、循環器センター、脳卒中センター、炎症性腸疾患センター、アレルギーセンターなどで集学的な治療を行っています。外来に来院された患者さんや入院される患者さんに対しましては、総合患者サポートセンターが新たに2023年1月に設置予定であり、医療連携、入退院など患者さんの外来受診や入退院支援充実させてまいります。

 また、大学という教育機関の病院としまして、岐阜県という地域や社会の要請に対応しながら、日本、そして世界に通用する、将来の医療を支え、そして作っていく人材の育成を実践しております。医師では初期臨床研修や専門医制度に則った医師の育成、看護師やその他職員の研修や生涯教育にも力を入れております。また、国際医療センターが設置され、海外の医療機関との連携や人的交流を推進しております。
 新しい標準治療の開発は、大学病院の大きな使命の一つでもあります。岐阜大学医学部附属病院では、岐阜大学で研究された治療法や企業との連携で、現在、癌や指定難病、生活習慣病など多くの病気の新規治療を多くの患者さんに一般的な治療として提供できる日まで積極的に開発を進めております。

 地域における医療連携では、岐阜医療圏地域コンソーシアム、アライアンスパートナーズ医療機能連携協定、病診連携機関登録制度、地域連携等情報交換会などが設立、開催されて参りました。今後も、岐阜大学医学部附属病院は、地域の中核病院として、岐阜県、岐阜県全体の医療機関、岐阜県全体の患者さんとの密な連携による医療提供体制を充実させてまいります。
 2022年4月、新手術棟が完成いたしました。既存の手術室に加え、5つの新しい手術室が増設され、最新鋭の血管造影装置を備えたハイブリッド手術室や、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用できる手術室、ナビゲーション手術ができる陰圧手術室等を有し、最先端の高度な手術を行えるようになっております。
 また、近年はIoTやAIなどの技術を応用したメディカルデジタルトランスフォーメーションによる大学病院のスマートホスピタル化が急速に推進されています。当院におきましても、新しい電子カルテシステムの導入、オンライン診療の拡大などの事業が進められており、患者さんに利用していただきやすい病院、職員が働きがいのある働きやすい病院を目指しております。

 岐阜大学医学部附属病院は、患者さんに寄り添い、常に進歩を続ける高度な先進的医療を安心・安全に提供し続け、地域社会の信頼に応えながら、さらに世界基準の医療を開発していく「グローカルハイクオリティー」を目指し、職員一同一層の努力を続けていく所存でございます。今後とも皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

岐阜大学医学部附属病院長
秋山治彦

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