病理部

原 明
部長
原 明
宮﨑 龍彦
副部長
宮﨑 龍彦

病理診断とは、臨床医が採取した患者さんの体の一部から顕微鏡標本を作製し、形態学的な特徴や特徴的な分子の同定などを通して病気の最終診断をつける作業です。ここでいう体の一部とは、手術で大きく切除してきた臓器全体のこともありますし、生検で採取してきた僅かな組織のこともあります。また、脱落してきた細胞を対象に良悪性のスクリーニングを行う細胞診という手法もあります。細胞診は病理部に所属する細胞診スクリーナー資格を持った技師が一次スクリーニングを行い、さらに病理部・病理診断科に所属する医師が診断するという二段構えで診断が行われます。病理診断は医師が行う医療行為として規定されており、病理診断科は内科・外科と並んで基本的な19診療科のひとつに数えられています。病理診断を専門とする専門医の制度も定められています。組織診には、組織をホルマリン固定した後、パラフィン(蝋)の中に固めて数ミクロンの厚さに薄切して標本を作製し、それを顕微鏡で見る一般の組織診断と、手術中に、例えば切除断端に癌が残っていないかなどをすぐに調べるために、採取された組織を凍らせて数ミクロンの厚さに薄切して標本を作製し、それを顕微鏡で見る迅速組織診断があります。病理診断は、先人によるこれまでの膨大な情報蓄積と安価且つ簡便という実用的側面によって、病気の診断治療に必要不可欠な役割を果たしています。これらの多岐に亘る診断のための標本作製、検体処理を8名の臨床検査技師が行っています。当病理部の臨床検査技師は全員が日本臨床細胞学会の認定細胞診スクリーナー資格を有し、数名は国際細胞診スクリーナー資格も取得済みです。また、最近新設された認定病理技師の資格認定を取得した技師も有し、将来的には全員がその資格取得を目指して準備を進めています。「病理」は、患者さんにはあまり馴染みのない分野ですが、病院においてはきわめて重要な位置を占めており、医療のいわば「司令塔」的な働きを成す「縁の下の力持ち」と言えます。

運営理念

臨床各科から提出される病理検体に対して、速やか且つ確実な病理診断を提供することで、病院全般の円滑で効果的な医療行為に貢献することをモットーとしています。そのために、病理業務全般にわたるスピードと精度のたゆまない改善の2点にこだわりを持った運営を心掛けています。同時に、貴重かつ豊富な情報を持つ病理検体を一元的に管理保管し、学生・研修医・臨床検査技師の教育や、臨床研究にもダイナミックに活かしていくことも重要と考えています。

運営理念

臨床各科から提出される病理検体に対して、速やか且つ確実な病理診断を提供することで、病院全般の円滑で効果的な医療行為に貢献することをモットーとしています。そのために、病理業務全般にわたるスピードと精度のたゆまない改善の2点にこだわりを持った運営を心掛けています。同時に、貴重かつ豊富な情報を持つ病理検体を一元的に管理保管し、学生・研修医・臨床検査技師の教育や、臨床研究にもダイナミックに活かしていくことも重要と考えています。

高度な医療機器等

・電子カルテ対応の病理診断支援システムを用いて、ペーパーレスでのオーダリングと診断報告をやりとりします。いわば病理検査の入口と出口が完全電子化されており、これにより安全且つスピーディーな業務が可能となっています。
・病理診断の正確性を引き上げるために、ある病気に特異的な蛋白質などの物質を特定するための「組織化学染色」「免疫組織化学染色」や、病変部に於ける特定の遺伝子異常を検出するためのin situ ハイブリダイゼーション(ISH, DISH, FISH)やPCR、,RT-PCR、real time PCRなど分子生物学的な手法も用いて診断を行っています。
・自動染色装置、自動封入機(染色された標本にカバーガラスをかけてプラスチックに封入する)、および自動免疫染色装置によって、病理標本作製行程の自動化を図っています。これにより、作製される病理標本の均一な染色性がある程度保証され、間違いのない病理診断が出来ることにつながります。
・がんの治療などに使われる最新の分子標的医薬を投与するには、その薬剤が標的とする遺伝子異常の証拠があることをまず明らかにする必要があります。病理標本をベースにして、分子標的医薬の適応を判定する診断手法も、免疫組織化学、ISHやPCRなどを駆使して行っています。
・平日の業務時間内にはいつでも手術における術中迅速検査に対応してします。病理の行う術中迅速診断は、手術における外科医の相談役のようなものであり、患者さんが安心して手術を受けることが出来る一つの重要なポイントになります。
・顕微鏡画像配信システムによって病理部と手術室がオンラインでつながっており、術中迅速診断の報告時には手術室に病理画像を発信しながら病理医と手術医が話し合います。この術中迅速検査の「中身の濃さ」も、患者さんが手術を受ける際の一つの安心材料と言えます。
・10人が一度に検鏡できるディスカッション顕微鏡システム、さらにほぼ4Kの解像度を持つデジタル顕微鏡カメラと、60インチの4Kディスプレイを組み合わせた最新のカンファレンスシステムを整備し、多人数が参加するカンファレンスや勉強会でも参加者みなが高解像度の顕微鏡画像を共有してディスカッションできます。
・バーチャルスライドシステム(標本の顕微鏡画像を高解像度で全て撮影し、グーグルアースのようにPCの画面上であたかも顕微鏡を見るように観察できるシステム)を有し、症例のコンサルテーションや院内のカンファレンス、多施設間テレカンファレンス、あるいは医学教育に役立てています。

高度な医療機器等

・電子カルテ対応の病理診断支援システムを用いて、ペーパーレスでのオーダリングと診断報告をやりとりします。いわば病理検査の入口と出口が完全電子化されており、これにより安全且つスピーディーな業務が可能となっています。
・病理診断の正確性を引き上げるために、ある病気に特異的な蛋白質などの物質を特定するための「組織化学染色」「免疫組織化学染色」や、病変部に於ける特定の遺伝子異常を検出するためのin situ ハイブリダイゼーション(ISH, DISH, FISH)やPCR、,RT-PCR、real time PCRなど分子生物学的な手法も用いて診断を行っています。
・自動染色装置、自動封入機(染色された標本にカバーガラスをかけてプラスチックに封入する)、および自動免疫染色装置によって、病理標本作製行程の自動化を図っています。これにより、作製される病理標本の均一な染色性がある程度保証され、間違いのない病理診断が出来ることにつながります。
・がんの治療などに使われる最新の分子標的医薬を投与するには、その薬剤が標的とする遺伝子異常の証拠があることをまず明らかにする必要があります。病理標本をベースにして、分子標的医薬の適応を判定する診断手法も、免疫組織化学、ISHやPCRなどを駆使して行っています。
・平日の業務時間内にはいつでも手術における術中迅速検査に対応してします。病理の行う術中迅速診断は、手術における外科医の相談役のようなものであり、患者さんが安心して手術を受けることが出来る一つの重要なポイントになります。
・顕微鏡画像配信システムによって病理部と手術室がオンラインでつながっており、術中迅速診断の報告時には手術室に病理画像を発信しながら病理医と手術医が話し合います。この術中迅速検査の「中身の濃さ」も、患者さんが手術を受ける際の一つの安心材料と言えます。
・10人が一度に検鏡できるディスカッション顕微鏡システム、さらにほぼ4Kの解像度を持つデジタル顕微鏡カメラと、60インチの4Kディスプレイを組み合わせた最新のカンファレンスシステムを整備し、多人数が参加するカンファレンスや勉強会でも参加者みなが高解像度の顕微鏡画像を共有してディスカッションできます。
・バーチャルスライドシステム(標本の顕微鏡画像を高解像度で全て撮影し、グーグルアースのようにPCの画面上であたかも顕微鏡を見るように観察できるシステム)を有し、症例のコンサルテーションや院内のカンファレンス、多施設間テレカンファレンス、あるいは医学教育に役立てています。

教育施設等

●日本病理学会(認定病院、病理専門医研修プログラム基幹施設)
●日本臨床細胞学会(認定施設、細胞診専門医教育認定施設)

教育施設等

●日本病理学会(認定病院、病理専門医研修プログラム基幹施設)
●日本臨床細胞学会(認定施設、細胞診専門医教育認定施設)